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加工内容

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小池製作所でできる加工内容、アルミの種類、保有設備をご紹介します。

小池製作所でできるアルミ加工内容

 
 小池製作所でできるアルミ加工は、「削る」「穴をあける」です。
 製作可能な基本加工は大まかに6パターンになります。、

外形加工

外形加工

DIYショップなどで販売されているアルミ材は主に丸鋸などで切断されたものです。アルミ部品の製作では、寸法や外観を整えるために材料の切断された状態から削り出す(切削)作業が必要になってきます。

面取り加工

面取り加工

 面取りとは、面と面のつなぎ目を取る加工で、削り出しまたは面取り工具、ヤスリによる除去で行われます。怪我の防止や美観から日常にある製品のほとんどは面取りが施されいます。弊社では外形の外周や穴の周り、ポケットの内周などの面取りをC形状(45°傾斜)、R形状(丸み半径)にて行っています。尚、お客様よりご指定のない場合にはヤスリまたは面取り工具による糸面取りを行っています。 

穴あけ・タップ加工

タップ加工

「穴をあけたい」「ねじ穴をあけたい」という方には穴あけ・タップ加工です。通常の穴はドリル、ねじ穴はタップ、精度の高い穴はエンドミルまたはリーマを使用して加工を行っています。
 穴あけ加工では通常の穴以外にも、皿ねじ用の皿穴、キャップスクリューねじに対応した穴あけザグリなどもできます。タップ加工では、通常のメートルねじのほか、ユニファイねじの加工も行っています。

ポケット加工

ポケット加工

 ポケット加工(注1)とは、素材を円や四角、閉じた線などで囲まれた内側を指定の深さに削り出す掘り込み加工です。この加工では、他に段違いのポケット加工や島残し加工なども可能です。何かを収納したいなどの用途で必要になる加工だと思います。大切なものをしまうケースを作ってみませんか?
(注1 主にエンドミルを使用しますが、線と線の交差したコーナー部に必ず使用工具の半径分のRが残ります。ポケット加工の深さを板厚と同じ深さにすると形状は窓があいた状態になります。)

溝・段付け加工

溝・段付け加工

「溝を掘りたい」「段を付けたい」という場合でしたら溝・段付け加工です。底面と横壁のコーナーをC形状やR形状にすることもできます。(注2)また、T溝や傾斜形状の溝や段でも製作可能です。溝加工では、ヒートシンクやOリング用の溝なども行っています。
(注2 加工内容によっては保有していない工具もあります。)

曲面(3次元)加工

曲面(3次元)加工

 3次元的な曲面を削り出しで行う曲面(3次元)加工です。曲面加工は3次元CAD/CAM(注3)を利用して行っています。曲面加工は円形状のボールエンドミルを使用して細かなピッチで長時間行います。そのため、滑らかな曲面を製作することが可能です。パーツの一部に曲面を如何ですか? 
(注3 CAD/CAMとはコンピュータを利用してNCプログラム(機械を動かすための言語)を、CADで作られた部品形状のデータから直接的に生成するシステムのことを言います。)
 

加工可能なアルミの種類

弊社での加工頻度が高い順です。

A5052

機械加工では、最もスタンダードなアルミ材。中程度の強度を持っており、耐食性、加工性が良い。板厚をそのまま使用する場合は、アルハイス、ハイプレートといった板厚精度保証の材料もあります。強度をそれほど必要としてなければオールラウンドで使えます。

A2017

Cu成分を含むため耐食性が悪いが、強度は高いです。ロボットやラジコンパーツに最適です。熱処理されているため板厚そのまま使用する際はにそりに注意が必要です。アルマイト処理がしにくいです。別名ジュラルミン。

A6061

 熱処理系の合金でも耐食性があり、強度も高いです。コストが高いです。治具などでよく使用されています。

A7075

アルミニウム合金の中でも最高強度を有する合金の一つですが、耐食性が悪く、また、コストも高いです。ロボット、ラジコンパーツに最適です。A2017 と同様熱処理されたもので、板厚そのまま使用する際にはそりに注意が必要です。板厚寸法にもばらつきがあるため、6F加工が必要な場合があります。

A6063 棒・アングル・四角パイプ

代表的な押出用合金。経済性に優れているが、定尺は4mです。棒材の他にアングル、角パイプ(定尺5m)などもあります。

A1050

純アルミ系で、機械加工にはあまり適しておりません。コストが高いです。熱伝導率が高いため、熱交換器などの用途で使用されます。

その他

A2024,A5083など。

上記以外にも加工が可能なものもございます。詳しくはお問い合わせください。

機械設備

マシニングセンター

Robodrill

Robodrill

FANUC社製のRobodrillです。14本の工具が搭載可能です。PC接続によりDNC運転(注1)をしており、生産性と技術向上の実現を可能にしています。
 3次元CAD/CAMとRobodrillの組み合わせで特に曲面(3次元)加工では優れた力を発揮します。
(注1)DNC運転とは、加工データをPC接続を通し機械に転送させながら運転を行う方法です。3次元加工になると某大な量の加工データになるためこの運転が力を発揮します。

 
 
 



 
APE DRILL MATE

TAPE DRILL MATE

 同じくFANUC社製TAPE DRILL MATEです。10本の工具が搭載可能です。アルミ加工の削り、穴あけ・タップには最適な機械です。
長年使用していますが、メンテナンスを十分行っていますので、高精度を再現しています。
 

汎用フライス

大隈豊和STM-2R

STM-2R

汎用フライスです。主に本加工前段階の外形加工や仕上げ加工で使用しています。工具は主にアルミ専用のフルバック(注2)が付いています。写真は大隈豊和STM-2Rです。
(注2)主に面切削にすぐれた工具で、刃には超硬チップがついています。アルミ専用のフルバックを使用しています。

CAD/CAM

EdgeCAM(Pathtrace社)

 

Edgecam(Pathtrace社)

 3次元CAD/CAMシステムの使用によって2次元加工はもとより、曲面などの加工ができます。ソフトにはEdgeCAM(Pathtrace社)を使用しています。これにより、お客様が設計したCADデータからの加工が可能となっています。受け取りデータのフォーマットはDXF、DWG、IGESとなっています。画像はEdgeCAMを使用してモデリングした様子です。

その他

コンターマシン

 

コンターマシン

 その他の設備には材料を切断するためのコンターマシンや穴をあけるためのボール盤が3台、ねじ切り用のタッピングマシーンがあります。写真は日本工機製のコンターマシンL250です。